第8話:毎月払う支援費。その価値は「何をしてくれるか」より「どう育ててくれるか」で決まる

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こんにちは。
「外国人雇用のセカンドオピニオン」ふくろう主任です。

登録支援機関に毎月支払っている支援費。
施設長であるあなたは、その金額に見合った価値を感じていますか?

もちろん、定期面談や各種手続きのサポートは大切です。
しかし私は、支援機関の価値は「何をしてくれるか」だけでは測れないと思っています。

なぜなら、同じような支援メニューであっても、担当者の関わり方によって外国人スタッフの育ち方が大きく変わるからです。

今回は、現場で感じる「支援の違い」についてお話ししたいと思います。


  1. 困りごとを「すべて代わりに」解決してくれる担当者

外国人スタッフが日本で生活を始めると、さまざまな困りごとが発生します。

 ・役所の手続き

 ・銀行口座の開設や携帯電話の契約

 ・アパートのちょっとしたトラブル

こうした場面で素早く動いてくれる担当者は、とても心強い存在です。
施設としても、「何かあっても担当者さんが対応してくれるから安心」と感じることが多いでしょう。

これは決して悪いことではありません。特に来日直後は、こうした手厚いサポートが必要な場面もたくさんあります。

ただ、その状態が何年も続くと少し気になることがあります。
何かあるたびに担当者へ連絡する。まず自分で調べる前に担当者へ聞く。
そんな「担当者への依存習慣」ができてしまうことがあるのです。


  1. 少しずつ「自立を促す」担当者

一方で、経験豊富な担当者ほど少し違う関わり方をしているように感じます。

「今回は一緒にやりましょう。次回は一人でできそうですか?」
「どこまでなら自分でできそうですか?」
「何が分からないのか、具体的に教えてください」

すぐに答えを与えるのではなく、本人ができる部分を少しずつ増やしていく。
それはまるで、「自転車の補助輪を外していくような支援」です。

最初は遠回りに見えるかもしれません。

しかし、時間が経つほどに大きな差が出てきます。
生活面で自立できる人は、介護の現場でも「今、自分は何をすべきか」を自分で考えて行動できるようになることが多いからです。

もちろん全員がそうとは限りません。
ただ、私自身が現場で多くの外国人スタッフを見てきた中では、その傾向を非常に強く感じています。


  1. 現場で本当に助かるのは、どちらのタイプか

介護の現場は毎日忙しく動いています。
その中で、現場のリーダーや先輩の日本人職員が本当に助かるのは、どちらのタイプでしょうか。

 ・×:トラブルのたびに「誰かが全部やってくれるのを待っている人」

 ・○:「何が分からないのかを、自分で整理して相談できる人」

支援機関の役割も、これと全く同じです。
目の前の問題を代わりに解決することだけが仕事ではありません。
外国人スタッフが少しずつ地域社会や職場の一員として、自分の足で立ち、成長できるよう支えること。
そこにこそ、支援の本当の価値があるのです。


まとめ:支援費は「人が育つ仕組み」への投資

登録支援機関の価値は、「どれだけ多くのことを代わりにやってくれるか」だけでは測れません。

むしろ、外国人スタッフが少しずつ日本での生活に慣れ、
職場の一員として自信を持って働けるようになるための「伴走」ができているかどうか。
そこに大きな違いがあるのではないでしょうか。

支援費は手続きの対価でもありますが、同時に「人が育つ仕組み」への投資でもあります。

もし今、
「うちの支援機関、よく動いてくれているけれど、本当に本人の成長に繋がっているのかな?」

そんな疑問を感じることがあれば、一度立ち止まって考えてみるのも良いかもしれません。
答えは一つではありません。
だからこそ、あなたの現場に合った支援の形を、ふくろう主任と一緒に整理していけたらと思います。

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