こんにちは。
「外国人雇用のセカンドオピニオン」ふくろう主任です。
今回から新章として、外国人スタッフだけでなく、日本人スタッフも含めた「人が育ち、人が辞めない組織づくり」をテーマにお届けします。
その第1回は、多くの施設長が悩む「面談」です。
「実は、お話がありまして……」
その一言で慌てて面談室を確保し、引き留めようとしたものの、すでに本人の意思は固まっていた――。
そんな経験をされた施設長も少なくないのではないでしょうか。
実際、退職の申し出があった時点では、多くの場合、本人の気持ちはかなり固まっています。
でも、その決断に至るまでには、
「もう少し頑張ろうかな」
「やっぱり辞めようかな」
そんな小さな揺れが何度もあったはずです。
その揺れに気づけるかどうか。
そこが、定着率を大きく左右します。
1.面談が「愚痴を聞くだけの時間」になっていませんか?
最近では1on1面談を取り入れる施設も増えてきました。しかし実際には、
「最近どう?」
「大変です」
「そうだよね」
これで終わってしまうケースも少なくありません。
もちろん、話を聴くことは大切です。
でも、愚痴を吐き出して終わるだけでは、スタッフの頭の中には「やっぱりこの職場は大変なんだ」というネガティブな印象だけが残ってしまいます。
面談で本当に大切なのは、過去を整理することではなく、未来を一緒に考えること。そこにあります。
2.「なぜ?」より「これからどうしたい?」
スタッフが前向きになれるかどうかは、施設長が投げかける「質問」で大きく変わります。
・❌「どうしてうまくいかなかったの?」
・❌「なぜコミュニケーションが取れないの?」
こうした質問では、人は言い訳や自己防衛に意識が向いてしまいます。一方で、以下のような問いかけをするとどうでしょうか。
・⭕️「次はどうしたらうまくいきそう?」
・⭕️「これから挑戦してみたい仕事はある?」
・⭕️「仕事をしていて、一番やりがいを感じる瞬間ってどんな時?」
こんな問いかけをすると、自然と未来へ視線が向きます。
良い面談は、良いアドバイスではなく、良い質問から生まれるのです。
3.退職を防ぐのは「問題解決」ではなく「未来の共有」
退職は突然起こるように見えて、実際は少しずつ心が離れていくプロセスです。
人間関係で悩む日もあれば、利用者様との関わりにやりがいを感じて踏みとどまる日もある。
その小さな揺れを繰り返しながら、ある日、最後の一押しが起きます。
だからこそ、「問題が起きたから面談する」のではなく、「未来を共有するために定期的に話す」という時間を持つことが大切です。
たとえ15分でも構いません。
定期的に「最近どう?」だけではなく、「これからどんな成長を目指したい?」そんな会話を続けることで、スタッフは「この職場には、自分の未来を一緒に考えてくれる人がいる」と感じられるようになります。
まとめ:面談は「評価の場」ではなく「未来を描く場」
良い組織には、優秀なスタッフがいるのではありません。
優秀なスタッフが育つ「対話」があります。
面談とは、評価を伝える時間でも、愚痴を聞く時間でもありません。
一人ひとりが、「この職場でどんな未来をつくっていきたいか」を一緒に考える時間です。
その積み重ねが、外国人スタッフも、日本人スタッフも、「ここで働き続けたい」と思える組織を育てていきます。
・「面談をしても、本音がなかなか聞けない」
・「スタッフが前向きになる面談の進め方を知りたい」
そんなときは、ぜひ一度「ふくろう主任」にご相談ください。
外国人雇用の現場で見えてきた課題や、多くの施設との対話から得た知見をもとに、一人ひとりが安心して成長できる面談の仕組みづくりを、一緒に考えていきます。
