第3話:「定着が大事」と語る紹介会社が、自社の外国人社員を2週間で潰しかけているリアルな話

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こんにちは。
「外国人雇用のセカンドオピニオン」ふくろう主任です。

今回は、少し耳の痛い、でも絶対に知っておいてほしい「業界の裏話」から始めさせてください。

先日、別の人材紹介会社でマネージャーをしている昔の同僚と話していたときのことです。
彼は日頃、介護施設の施設長たちに向かって「これからは外国人の『定着支援』がビジネスの鍵ですよ!」と熱弁しています。

しかし実は……彼のいる営業所は、昔から社員の定着率が非常に悪く、人が入ってはすぐに辞めていく組織だったのです。

直近でも、外国人支援の仕事に憧れて、異業種から転職してきたベトナム人男性が入社したのですが、
わずか2週間で早くも疲弊のサインが見え始めていました

他社に「定着」を売っているプロが、なぜ自社の足元で早期離職を引き起こしかけているのか。

その原因を紐解くと、実は一般の介護施設が初めて外国人を採用したときに、
全く同じ理由でスタッフを潰してしまっているケースが非常に多いことに気づかされます。


  1. わずか2週間で外国人を絶望させる「受入の盲点」

その紹介会社の営業所で、新人のベトナム人スタッフが入社してからの2週間に起きていたのは、以下のようなことでした。

 ・初日のオリエンテーションがほぼ皆無(会社の方針や全体の業務の流れを教えない

 ・事前の詳しい説明がないまま、いきなり現場同行(早朝から夜遅くまで連れ回され、精神的にヘトヘトに)

 ・業務で使うシステムやアプリを「これくらい使えるでしょ」と丸投げ

 ・わからないことを質問しにくい雰囲気(先輩や上司に声をかけても、忙しそうに背中を向けたまま「ちょっと待って」と言われる)

 ・1度教えただけのことでミスをすると「この前一緒にやったよね?」と詰められる

彼は未経験ながら「今はすべてが勉強ですから!」と健気にポジティブに振る舞っています。
しかし、裏で彼を支えるご家族は「そんなにバタバタしていて、本当にちゃんとした会社なの?」と、
強い疑問と不安を抱き始めています。

残念ながら、表面上は笑顔でも、少しずつ気持ちが離れ始めているようにも見えました。


  1. 「うちの施設」は大丈夫ですか? 仕組みなき受入の恐怖

さて、ここからが本題です。

この紹介会社を「酷い組織だな」と笑うのは簡単です。
しかし、初めて外国人を受け入れた介護施設の現場で、これと全く同じことが起きていないでしょうか?

「日本語ができるから」と、初日から十分な説明なしで現場のケアに入れていませんか?

「夜勤のルール」や「シフトの組み方」を、うやむやにしたまま働かせていませんか?

わからないことを聞きにきた外国人に、忙しいからと「ちょっと待って」と冷たい背中を見せていませんか?

1回教えただけの段取りを間違えたとき、「前も教えたよね?」と突き放していませんか?

日本人であれ外国人であれ、
「組織の中に受け入れの仕組み(マニュアル)がない」
「最初の教育を丁寧にやらない」
「質問しにくい雰囲気を作る」
という条件が揃えば、離職につながりやすくなります。

とりわけ外国人の場合、頼れる人が職場しかいないケースが多いため、
この「質問しにくい空気」は、日本人が感じる数倍の孤独と恐怖となって心にのしかかるのです。


まとめ:定着に必要なのは、先輩の「感覚」ではなく「仕組み」

人が定着しない組織の共通点は、管理職やリーダーが「自分の感覚(俺の背中を見て育て、1回言えばわかるでしょ)」
で教育をしている点にあります。
個人のキャラクターや、その日の忙しさだけで動いている職場には、受け入れの「仕組み」がありません。

外国人スタッフが本当に求めているのは、ベタベタした優しさではなく、
「何をどうすれば正解なのかが明確で、わからないことをいつでも安心して聞ける『仕組み』がある環境」です。

もし、今の紹介会社や登録支援機関が「受け入れ体制のアドバイス」をしてくれない、
あるいは彼ら自身がバタバタしていて相談に乗ってくれないなら、注意してください。

「うちの施設の受け入れ手順、外国人に優しくないかもしれない……」
「現場のリーダーが、忙しくて外国人スタッフを突き放していないか心配だ」

そう感じた施設長は、ぜひ一度「ふくろう主任」にご相談ください。
きれい事のコンサルティングはしません。現場の泥臭いズレを一緒に見つけ出し、
スタッフが安心して長く働ける環境づくりのヒントをお渡しします。

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